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iDeCo(個人型確定拠出年金)の仕組み入門

iDeCo(イデコ)は、自分で掛金を出して自分で運用し、60歳以降に受け取る 「自分でつくる年金」の制度です。公的年金に上乗せする私的年金の一つで、 掛金・運用益・受け取り時のそれぞれに税制上の優遇があります。

3段階の税制メリット

  1. 拠出時: 掛金が全額「小規模企業共済等掛金控除」の対象になり、 その年の所得税・住民税が軽くなります。
  2. 運用中: 投資信託の値上がり益や定期預金の利息など、運用益が非課税です。
  3. 受取時: 一時金で受け取る場合は退職所得控除、 年金形式で受け取る場合は公的年金等控除の対象になります。
iDeCoの拠出・運用・受取それぞれの税制メリットの図STEP 1積み立てる(拠出)掛金が全額所得控除所得税・住民税が軽くなるSTEP 2育てる(運用)運用益が非課税利益に20.315%かからないSTEP 3受け取る(60歳〜)退職所得控除 または公的年金等控除受取方法で控除が変わるこの間(原則60歳まで)は引き出せない

掛金の上限(拠出限度額)

職業(被保険者区分)によって上限が異なります(2026年8月時点)。

対象月額上限
自営業者・フリーランスなど(第1号被保険者)6.8万円※
会社員(企業年金なし)2.3万円
会社員(企業年金あり)2.0万円
公務員2.0万円
専業主婦(夫)など(第3号被保険者)2.3万円

※ 国民年金基金の掛金・国民年金の付加保険料との合算。企業年金ありの会社員は企業型DC等の掛金額により上限が変わる場合があります。

iDeCoの職業別掛金上限(現行と2027年1月以降の予定)の比較グラフ現行(2026年8月時点)2027年1月〜(予定)自営業・フリーランスなど6.8万円7.5万円会社員(企業年金なし)2.3万円6.2万円会社員(企業年金あり)2万円6.2万円公務員2万円6.2万円専業主婦(夫)など2.3万円2.3万円 変更なし※ 企業年金(企業型DC・DB等)の掛金と合算した上限。制度改正の内容・時期は変更される場合があります

2026〜2027年の制度改正

  • 2026年12月: 加入できる年齢が現行の原則65歳未満から70歳未満に拡大される予定です。
  • 2027年1月(引き落とし分から): 拠出限度額が引き上げられ、 自営業者などは月7.5万円、会社員・公務員は企業年金の掛金と合わせて 月6.2万円までになる予定です。

始める前に知っておきたい注意点

  • 原則60歳まで引き出せません。通算加入者等期間が10年未満の場合、受給開始はさらに繰り下がります。急な出費に備える資金はiDeCo以外で確保しておく必要があります。
  • 加入時・運用中に国民年金基金連合会等へ支払う所定の手数料がかかります(金融機関に支払う運営管理手数料は0円の会社もあります)。掛金が少額の場合、手数料の比率が相対的に大きくなります。
  • 運用商品(投資信託等)は元本保証ではなく、受取額は運用成績により変動します。定期預金等の元本確保型商品を選んだ場合も、手数料により資産が目減りすることがあります。
  • 掛金の所得控除のメリットは、所得税・住民税を納めている方が対象です。収入のない専業主婦(夫)の方は所得控除の恩恵を受けられません。
  • 受け取り時は非課税ではなく「控除の対象」です。一時金受け取りは退職所得控除の枠を勤務先の退職金と共有するため、受け取り時期や金額によっては課税が生じる場合があります。
  • 掛金額の変更は年1回のみ可能です(拠出の停止・再開はいつでも可)。
  • 転職・退職した場合は、企業型DCからの移換や被保険者区分の変更手続きが必要になることがあります。

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※ 本ページは2026年8月時点の制度に基づく一般的な情報提供であり、特定商品の推奨や投資助言・税務助言ではありません。 制度改正の内容・施行時期は変更される場合があります。詳細はiDeCo公式サイト・各金融機関の公式情報をご確認ください。