配当利回りの基本と調べ方
株式投資の魅力の一つに「配当金」があります。 企業が稼いだ利益の一部を株主に還元するのが配当金で、 保有しているだけで定期的に受け取れるため、 長期投資において重要な要素の一つです。
配当金とは
配当金は、企業が事業で得た利益の中から株主に分配するお金です。 通常、日本の上場企業では年1回(期末)または年2回(中間+期末)の配当が一般的です。
すべての企業が配当を出しているわけではありません。 成長段階にある企業は利益を事業投資に回し、配当を出さない(無配)こともあります。 一方、成熟した企業は安定的な配当を継続する傾向があります。
配当利回りの計算方法
配当利回り(%)= 1株あたり年間配当金 ÷ 株価 × 100
たとえば、年間配当が50円で株価が1,000円なら、配当利回りは5.0%です。 株価が上がれば利回りは下がり、株価が下がれば利回りは上がります。
予想配当と実績配当
配当利回りの計算に使う配当金には、 企業が発表している「予想配当」と、実際に支払われた「実績配当」があります。 一般的に証券会社やデータベースで表示される配当利回りは「予想配当ベース」が多いですが、 業績の変動によって配当金が増減(増配・減配)されることがあります。
権利確定日と権利付最終日
配当金を受け取るには、「権利確定日」に株主名簿に記載されている必要があります。 ただし、株式の受け渡しには2営業日かかるため、 実際には権利確定日の2営業日前(権利付最終日)までに 株を購入し、保有している必要があります。
| 日付 | 名称 | ポイント |
|---|---|---|
| 権利付最終日 | この日までに買って保有 | 配当を受け取る権利が得られる最終日 |
| 権利落ち日 | 翌営業日 | この日以降に買っても今回の配当は受け取れない |
| 権利確定日 | 月末が多い(3月末、9月末など) | 株主名簿に記載される基準日 |
配当性向とは
配当性向は、企業の純利益のうち何%を配当金として株主に還元しているかを示す指標です。
配当性向(%)= 1株あたり配当金 ÷ 1株あたり純利益(EPS)× 100
配当性向が30%なら、利益の3割を配当に回していることになります。 一般的に日本企業の配当性向は30〜40%程度が多いとされています。 配当性向が100%を超えている場合は、利益以上の配当を出していることになり、 将来的に減配のリスクがある点に注意が必要です。
配当にかかる税金
上場株式の配当金には、所得税15.315%+住民税5%=合計20.315%の税金がかかります。 特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合は、証券会社が自動的に差し引きます。
NISA口座で保有している株式の配当金は非課税ですが、 配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定しておく必要があります。
配当利回りだけで判断しない
高配当銘柄は魅力的に見えますが、配当利回りが高いということは、 株価が大きく下がっている結果であるケースもあります。 業績悪化や減配リスクがないかを合わせて確認することが重要です。
- 直近数年の配当実績(増配・減配・据え置きの推移)
- 配当性向が高すぎないか(100%超えは注意)
- 業績が安定しているか(売上・利益のトレンド)
株式コードで確認する
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※ 本ページは一般的な知識の提供を目的としており、特定銘柄の売買推奨や投資助言ではありません。 税制に関する情報は2026年7月時点のものです。最新の税制は国税庁等の公式情報をご確認ください。 投資に関する最終決定はご自身の判断と責任で行ってください。